リヤフエンダー交換か鈑金修正か?
アーチのアール部分が全体に5cmほど奥に入り込んでいます。
完全に袋状態で裏側には手が入る所がなく、ハンマーリングの鈑金が出来ない状態
左ドアー、リヤフエンダー、バンパーコーナーと3パネルに渡って
ガリキズとリヤフエンダーには広範囲に凹み変形が、有ります。
まず交換か、板金かの見極めに、初めに凹みの部分を大まかな荒引で
プレスラインが、それなりに出てくれば板金が可能と判断します。
まずスタット引きのワッシヤーを溶接する為に塗装表面を鉄板まで削り落とします。
一番、凹みの大きいラインに沿って元のラインを描きます。
スタットワッシャーをスポット溶着しラインに沿って引き出していきます。
この段階でラインが出て来なくて歪がひどくなる様だとスタット引きの鈑金では直りずらく
大変、時間と手間がかかる作業になるので、パネル交換をした方が安く直せると判断する事が基本です。
今回は、ラインが出てくれて、パネルの歪も無く大まかな形が出てくれたので修復可能と判断しました。
元のラインが出れば、凹凸部分を地道に引き出し パネルの張りを調整しながら凹凸部分に
やすりを掛けながら根気よく均して行きます、プロ職人が見る 許容範囲で鈑金終了とします 。
(もっとミリ単位の凹凸を取ることは可能ですが、まだまだ時間がかかる=コストが高くなると言う事)
(本来パネルの裏側に手が入るのであれば、裏側に当て板を当て表からハンマーリングで均せば
この程度の鈑金は、さほど時間のかかる作業ではないのですが、裏側にまったく手が入らないので
この様に引出し鈑金で修理するか、パネルの張替え交換しか、方法が有りません
鈑金と均しが終われば パテ修正で、歪やラインを整えます、サフエサーで下地工程が終わり
いよいよ塗装工程にて塗装が終了、一連鈑金、塗装修理が終了です。
最後に、強制乾燥、塗装部分の磨き、取り外したバーツの組付けで全ての作業が終了です。
以上、大まかな作業工程の説明でしたが
出来る限りオーナー様の御要望にお応え出来る様に、最善の修理方法での修復を致します。
尼崎、板金,鈑金、塗装、修理、マルシン自動車=BODY SHOP MARUSHIN