長年の時を重ね塗装表面に通称・亀の甲模様の劣化が全面に表れています。このヒビ割れを直す為には塗装の総剥離をし、再塗装をしなければ直せません。
塗膜のヒビは過去に再塗装などを数回重ねた場合、塗膜自体が分厚くなり収縮差で亀裂が発生しますが、この車両は全体的に塗装の塗り重ねはほとんどないのですが元の塗装膜が通常の車両よりかなり厚くその為、経年劣化の為ヒビが発生した模様です。
旧塗膜の剥離作業の前に亀裂の修正など鈑金工程の作業をします。
剥離をしたボディーは1日程で鉄板の表面がたちまち、うっすらと錆びて行きます。また、素手で鉄板に触れると手の油や汗などで手が触れた形通りに錆が発生します。サイドマーカーランプを元の物より小さなランプに変えるので穴埋め溶接
また、この時点での歪の見落としは仕上げ塗装のやり直しになるので二度、三度のチェックをします。
この様に各パネルごとに板金、下地、処理、プライマー塗布をして行きます。一度に総剥離をしてしまうと錆びの発生や・小さな凹みの見落としになりかねません
一枚のパネルが完全に終了し、次のパネルに掛かります。板金工程を終えパネルごとの旧塗膜を剥離します。そしてすぐにプライマーサフエーサーを塗装する繰り返しです。
サフエーサーのサンティングで塗膜の歪なども除去して行きます。
小物の各パーツも同じように仕上げて行きます。
以上の様に 各パネルごとに確実に仕上げて行きます。
現在進行中⇒後日後編にお知らせします。
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